「佐野市郷土博物館」(大橋町)で6月19日まで、第75回企画展「佐野の近代化と田中正造」を開催している。佐野市で生まれ、足尾鉱毒事件の解決に尽力した政治家田中正造が生きた時代とその産業などを、貴重な資料で振り返る。
同館は定期的に企画展を行う。また、田中正造展示室や同市の古代から近世などを紹介する常設展示も見ごたえ十分で「じっくり見ていくとけっこう時間がかかる」と、観覧を終えた男性は話す。
県民の日(6月12日)は入館無料。午後2時からは佐野ふるさと民話の会による「佐野市の民話を楽しもう」(無料、定員30人)が開かれる。昨年好評のイベントだ。開館時間は午前9時~午後5時。月曜休。一般220円、高校・大学生110円、小中学生50円。佐野市大橋町2047。(問)同館☎0283・22・5111。
渡良瀬川―足尾鉱毒事件の記録・田中正造伝