佐野市「葛生化石館」(葛生東1-11-15)で５月１５日まで、「第１６回 新着標本展」を開催している。市内産出の化石や日本最古の花崗岩など、令和２年度後半から３年度前半に同館に収蔵された標本を展示している。
同市で見つかった古生代の化石をはじめ、足利市の「名草のウミユリ印象化石」(古生代)や群馬県桐生市の「馬見岡凝灰岩の貝化石」(新生代)など、各地の化石を紹介。寄贈された日本最古の「花崗片麻岩」(産地島根県、原生代・古原生代)は一見の価値あり。子どもでも理解しやすい詳細でていねいな紹介文でも世界観を味わって。
そのほか同館では、日本全国の石灰岩を集めたコーナーや葛生層の世界など、さまざまな常設展示室が来館者を迎えている。今年の干支にちなんだトラの化石や、凱旋企画展「世界最小ナウマンゾウ」もぜひ。
開館時間は午前９時～午後５時。月曜休(祝日は開館、翌日休館)。観覧無料。(問)同館☎０２８３・８６・３３３２。
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